ACT(アクト)をはじめる (練習、練習、練習あるのみです。)

2017年1月7日(土)

ACT(アクト)をはじめる―セルフヘルプのためのワークブック、スティーブン・C・ヘイズ、スペンサー・スミス、星和書店、2010

第6章 マインドと<あなた>(中編)
 買ってはいけない


引用+(kurege0147130):p113-114-115-116:



~思考を見るのではなく、思考から物事を見ようとするとき、多くの問題が生じます。~こころが告げるとおりに物事を受け取ることは、生活のすべての面においてベストと言える方法ではないからです。~

~内的な事柄に対して、評価がどのように生み出されるかを考えてみましょう。たとえば、あなたが「自分はつまらない人間だ」といつも考えていたとします。この場合、どのような基準でその「実効性(workability)」を試せばよいのかは明らかではありません(~)。思考の実効性を試すときに問題になるのは、それが正しいかどうかです。しかし、そのようなことをしても、あまり



(p114)
意味はありません。なぜなら、あなたのマインドは、そこにどんな関係であっても正当化してしまうからです。

(挿入:kurage0147130:ここでは著者は、物を1つ選んで批判してみることを提案している。鉛筆の批判点を探せば、無理やり批判できてしまう。)




 このように、自己の内面に焦点を当てて、評価の内容を直接に変化させようとすることは、あなたのマインドを窮屈にし、評価づけの姿勢をただ強めるだけです。

(挿入:kurage0147130:自分のことを完璧だとして、そう思うことに、安らぎがあるかと。自分を狭め、閉じ込める、みたいなことが書かれている。反論したくなると。)




 そうではないもうひとつ別の方法があります。それは、思考 から 見るのではなく、思考 を 見ることを学ぶという方法です。この方法をACTでは脱フュージョン(cognitive defusion)の技法と呼んでいます。脱フュージョンはACTの中心となる要素です。この技法は

「あなたの思考が作り出した世界」と

「刻々と変化するプロセスとしての思考」との

区別を助けるものです。とりわけ、思考があなた自身に関するものである場合、脱フュージョンは、

「考えているあなた」と

「その考えを通じて、あなた自身に当てはめた言語的な分類」とを

区別するのに役立ちます。脱フュージョンは、こころの平安をもたらします。それは、必ずしも

「心理的な戦いが終わった」という意味ではなく、あなたが

「戦場から立ち去った」からなのです。



 「脱フュージョン」は造語です。ですから、辞書には載っていません。この造語を使うのは、日常の文脈の中で「ことばとそれが示す物事が同じものとして扱われる」ことが多いからです。このとき、
2つは「溶けあって(fused)」います(フュージョンのラテン語の語源には、「一緒に注ぐ」という意味があります)。



 関係フレーム理論(RFT ; Relational Frame Theory)では、私たちはこの効果を
機能の転換(transformation of functions)と呼んでいます。

(挿入:kurage0147130:たとえで、ピンで赤ん坊の手を刺して、その時に、ウルトラマンのお面を被っていたら、ウルトラマンは恐いとなってします。関係性が生じてしまう。)





(p115)

また、心理療法で成人を対象としている場合には、言語の関係性を再構築しようとします

(挿入:kurage0147130:ピンが痛いのとウルトラマンが恐いのは別だと)。


関係フレーム理論によれば、私たちは、機能の転換そのものに影響を与えることが可能です。脱フュージョンはまさしくこのことを達成するために考案されました。~


~あなたは、考えに関する物事は、あなたがそれについて考えているときにだけ浮かんでいる、と捉えられるようになります。このことは、思考の影響を大幅に低下させます。~

「今、私は不安だと感じている」という表現と、

「あぁ・・・とても不安だ」と考えることは、まるで違うのです。

前者の表現は、
後者よりも

脱フュージョンされています。ですから、前者は不安をあまり喚起しません。





 脱フュージョン:「思考」と「その思考が指し示す物事」を分離しましょう


 脱フュージョンの方法は、苦痛を取り除いたり、管理したりしようとするためのものではありません。より広い視野をもって、柔軟に「今、この瞬間」に留まりつづけるにはどうすればよいかを学ぶためのものです。~




(p116)


~これと同じように、自分の考えから少し距離を置くことで、それらが何であるかが、よりクリアに見えるようになります。

 大切なことは、ことばの幻想を打ち破る、ということです。そうすれば、あなたは、
ことばのプロセスがもたらしたもの(つまり、思考)にばかり気をとられるのではなく、
プロセスそのもの(つまり、物事の間に関係を作り出すこと)に気づくようになります。



練習、練習、練習あるのみです。



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